海外インターンシップに興味あるけど、留学もしてみたい...
インターンも留学もできる制度があればいいのに...
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容- 海外インターンの全体像
- イギリスでインターンをして修士号を取る方法
- インターンを提供する大学院の探し方
- インターン先の探し方

この記事の筆者は、イギリスで2つの修士号を取得しました。
私はイギリスの大学院で9カ月間のインターンをして修士号(MBA)を取得しました。
さらに、イギリスでのインターン経験が評価され、大手企業から内定をもらうことができました。
私のイギリスでのインターン体験談はこちらからご覧いただけます。
今回は、あまり馴染みのない「長期インターンでイギリスの修士号を取得する」という制度について説明していきます。
この記事を読み終える頃には、留学と海外インターンの両方を実現できる方法の全体像をつかむことができます。
それでは、早速解説していきます!
海外インターンシップとは?

海外インターンシップとは、海外の企業で実際に働くことができる制度のことです。
期間は短くて2週間、長期だと1年以上にわたるプログラムもあります。
短期のインターンシップは無給であることがほとんどですが、長期のインターンシップでは有給の場合が多いです。
海外インターンとアルバイトの違い6つ

海外での就労体験なら、YMS(ワーホリ)で現地企業でアルバイトすればいいんじゃない?
このように考える方も多いのではないでしょうか。
私も実際にイギリスでインターンをするまではこのように考えていました。
しかし、実際にイギリスでアルバイトと長期インターンを経験して、明確な違いがあることに気付きました。
海外インターンと海外でのアルバイトの違いは以下の6つです。
- インターンはお金を稼ぐことが目的ではない
- インターンは学生向け
- インターンは無給であることもある
- インターンは大学の単位として認められる
- インターンは専攻と関係のある分野で行う
- インターンではフィードバックがもらえる
それぞれ解説していきます。
その① インターンはお金を稼ぐことが目的ではない
インターンは知識を深めることやキャリアのファーストステップとすることを目的としています。
よって、インターンは無給であったり、有給でも最低賃金しかもらえないこともあります。
一方で、アルバイトは単純にお金を稼ぐことを目的としています。
単純にお金を稼ぎたいのであれば、時給の良いアルバイトをする方が効率的です。
その② インターンは学生向け
日本と同様に、海外インターンは基本的に学生向けです。
学生の身分を活かして、アルバイトでは働けないような大手企業でインターンをすることが可能です。
企業がインターン生を募集する理由は、優秀な学生を早期に確保し、大学や大学院との関係を維持する為です。
学生はキャリアのファーストステップとしてインターンを行うことで、卒業後に就職の可能性を高めることができます。
その③ インターンは無給であることもある
短期のインターンは無給であることが多いです。
無給でもインターンに参加するメリットは、ネットワーク形成をできたり、インターンがキャリアのファーストステップとなることです。
欧米では、新卒レベルの求人でも職務経験を求められることが多いので、インターンは経験を積むための貴重な機会となっています。
長期のインターンは有給であることが多いですが、長期でも交通費と食事代だけが支給される場合もあります。
その④ インターンは大学の単位として認められる
イギリスの大学院ではインターンが単位として認められる場合もあります。
例えば、私の所属大学では、9カ月間のインターン後に課題を提出し、単位として認められました。
その⑤ インターンは専攻と関係のある分野で行う
大学院で単位として認められるインターンをする場合は、自身の専攻と関係のある分野である必要があります。
例えば、経営学専攻であればマネジメント職のインターンを行います。
私は経営学を専攻していたので、チームをマネジメントするポジションでのインターンを行いました。
その⑥ インターンではフィードバックがもらえる
アルバイトでは基本的にはフィードバックをもらえませんが、インターンでは定期的にフィードバックをもらえます。
フィードバックを含め、様々なトレーニング体制が整っていることがインターンをすることの魅力のひとつです。
海外インターンシップでイギリスの修士号を取得する方法

ここからは、イギリスで長期インターンをして修士号を取得する方法について解説していきます!
私はイギリスで9カ月間のインターンシップを行い、修士号(MBA)を取得しました。
海外インターンシップでイギリスの修士号を取得する方法
インターンシップをしてイギリスの修士号を取る方法=
「修士論文を書く代わりに長期インターンをして修士号を取得する」です。
インターンでイギリスの修士号をとる方法は、以下の図の2年コースに該当します。

イギリス大学院の2年コースでは、1年目に大学院の授業を受けます。
そして、修論を書かずに2年目に長期インターンシップを行います。
インターンシップを終えた後に、インターンに関する課題を提出し、卒業(修士号取得)となります。
インターンに関する課題の内容に興味がある方は、私が提出した課題の詳細をこちらからお読み頂けます。
費用と期間
イギリスの大学院でインターンをして修士号を取得する方法は、ただ海外インターンをするよりもコストはかかってしまいます。
それぞれの費用と期間を比較できる簡単な図を作成したので、参考にしてください。

実際にかかる費用は、住む場所や所属する大学・企業によって様々です。
あくまでも、目安として参考にしてください。
イギリスの大学院に通いながらインターンに参加する制度は、ただ海外インターンを行うよりもお金と時間がかかります。
しかし、よりレベルの高い経験を積むことができます。
「大学院卒」となるので学歴も上がります。
インターン期間中の私の経済事情を知りたい方はこちらからどうぞ。
インターン付きのコースを提供するイギリス大学院の例

例えば、以下の大学院がインターン付きのコースを提供しています。
University of Greenwich (MBA)
University of Essex (データサイエンスや国際貿易)
他にも、ここには書ききれないほど多くの大学院がインターン付きのコースを提供しています。
経営学やデータサイエンス、健康情報学、マーケティング、法学など多様な分野でインターンができます。
ご自身の興味や関心、これからのキャリアプランと照らし合わせながら、コースを選んでみて下さい。
インターン付きのコースを提供するイギリス大学院の探し方
日本語で「インターン付きのイギリス大学院」と検索しても、インターンをできるイギリスの大学院を見つけることはできません。
よって、検索する際は「UK Master degree with work placements」と英語で検索してみてください。
大学や大学院で行う約1年間のインターンシップのことを、英語で「work placement」と言います。 「UK Master degree with work placements」と検索すると、インターンで修士号を獲得できる大学院の一覧が出てきます。
英語のまとめサイトに載っていない大学院でも、インターン付きのコースを提供している場合もあります。
行きたい大学院がインターン付きのコースを提供しているかは、「〇〇 University Master degree work placement」と検索して確認して下さい。
インターン先の例

インターンをする企業を探すときは、「placement jobs in the uk」と検索してみてください。
インターン生向けの求人が出てくるので、イメージをつかむことができます。
例えば、イギリスの警視庁や企業の内部監査部門、Johnson & Johnsonのマーケティング部門などがインターン生を募集しています。
サセックス大学によると、大学院生向けのインターンシップの機会は求人で募集されることは少ないので、自分でインターンシップをしたい組織に連絡を取った方が良いそうです。
実際、私も当時のアルバイト先のマネージャーに交渉して、日本人をマネジメントするポジションを作ってもらいました。
【体験談】インターン先の条件7つ
イギリスの大学院でインターンを行う際、大学によって様々な条件があります。
ここでは、一例として私の所属大学での条件を説明します。
大学によって条件は異なるので、インターン先を探す際にはご自身の進学する大学に確認してください。
① 業務内容が専攻と関連していること
インターンは大学での学びの一環なので、仕事内容も専攻と関連している必要があります。
私の専攻は経営学(MBA)だったので、チームをマネジメントするポジションでインターンを行いました。
② 大学から定められた期間のインターンであること
インターンの期間は、大学から指定された期間である必要があります。
例えば、私の大学では、9〜10カ月間のインターンを行う必要がありました。
指定されるインターンの期間は大学によって異なります。期間が6カ月間の大学もあれば、10カ月間の大学もあります。
③ 企業のホームページがあること
所属大学では、インターン先はネットで検索してすぐに出てくる企業であること、という条件がありました。
この理由は、家族経営のレストランなどで学生がインターンという名目でただのアルバイトを行うことを防止する為です。
④ 学生の家族が経営する企業ではないこと
インターン先を見つける過程でネットワークを構築したり、イギリスでの就活を経験することも学びの一環です。
よって、学生の家族が経営する会社でのインターンは認めないという決まりがありました。
⑤ 会社から定期的にフィードバックをもらえること
大学院でインターンを行う目的は、実践を通じて学びを深めることです。
よって、インターン生を受け入れる企業は定期的なフィードバックを学生に与えることが義務付けられています。
⑥ 会社が大学に学生の勤務状況を2週間ごとに報告すること
学生ビザでイギリスに滞在している間、大学は学生の出席状況を移民局に報告しなければいけません。
よって、インターン生の雇用主は2週間ごとに学生の勤務状況を大学に報告する必要があります。
⑦ 週に30時間以上働くこと
毎週の勤務時間も大学によって指定されています。
例えば、私がインターンをした時は学生が週に30時間以上働くことも条件のひとつでした。
祝日で会社が休みの場合や学生が有給を取る場合は、週に30時間以下の勤務でも問題ありませんでした。
また、就労時間に上限はないため、残業で勤務時間が長くなっても大丈夫でした。
私は、祝日がある週は勤務時間が28時間だったり、残業が重なった週は50時間以上勤務したこともありました。
まとめ: 留学と海外インターンの良いとこどりをしよう!

今回は、海外インターンをしながらイギリスで修士号を取る方法について解説しました。
インターンに参加してイギリスの修士号を取得する制度は、留学と海外インターンの良いとこどりの制度だと言えます。
コストがかかるなど、イギリスでインターンをして修士号を取得する方法にはデメリットもあります。
デメリットやメリットについては、以下の記事で解説しています。