イギリス大学院のプレイスメント(長期インターン)制度に興味がある。
インターンシップ後にどんな課題を提出するのか知りたい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容・インターンシップ後の課題3つ ・修士論文との比較本記事の信頼性

この記事の筆者は、イギリスで2つの修士号を取得しました。
私は、イギリスの大学院で長期インターンを行った後に課題を提出し、修士号(MBA)を取得しました。
私のイギリスでのインターン体験談はこちらからご覧いただけます。
今回は、イギリス大学院で長期インターンをした後に提出する課題についてお話していきます。
この記事を読み終えると、課題の内容や修士論文と比較した難易度を知ることができます。
プレイスメント(インターン)でイギリスの修士号を取得!

この記事では、プレイスメント(インターン)でイギリスの修士号を取得するときの最終課題について説明していきます。
イギリス大学院の2年コースでは、長期インターンを行うことで修士号を取得できます。
イギリス大学院の2年コースの詳細は、こちらからどうぞ。
インターン後の課題3つ

私の所属大学では、9~10カ月間のインターンシップを行ったあとに3つの課題を提出することで、修士号が付与されました。
3つの課題の詳細は以下です。
- ① 6,000ワードのエッセイ
- ② ポートフォリオ(出来事の記録)
- ③ 15分間のプレゼン
それぞれ詳しく解説していきます。
6,000ワードのエッセイ

3つの課題の内、もっとも成績配分が大きかったのは、6,000ワードのエッセイです。
このエッセイが成績の50%を占めていました。
エッセイ課題では、プレイスメント(インターン)期間中に経験した出来事について説明し、文献を使って分析します。
このエッセイでは「Reflective(振り返り)ライティング」という手法を使って書きました。
Reflective ライティングとは?自分自身の経験を振り返りながら書くライティング手法。
特定の出来事とその時の感情について議論し、文献を用いながら分析する。
その出来事から何を学んだのか、違う方法で対処できたのか、適切に対処するためにどのようなスキルを学ぶ必要があるかについて説明する。
修士論文との違い2つ
修士論文とインターン後のエッセイの違いは以下の2つです。
- ① ワード数の違い
- ② ライティング手法の違い
①ワード数の違い
ひとつ目の違いは、エッセイ課題のワード数です。
修士論文では、10,000~20,000ワードの論文を書く必要があります。
一方で、インターン後のエッセイでは6,000ワードだけ書く必要がありました。
インターン後のエッセイの下書きをしていたとき、10,000ワード以上になってしまいました。
書きたいことがたくさんあったので、ワード数をもっと増やしてほしいと思っていました。
②ライティング手法の違い
修士論文では、仮説検証を行いながら、アカデミック・ライティングを実践します。
一方で、インターン後のエッセイでは、自身の経験について「Reflective(振り返り)ライティング」という手法を使って書きます。
修論を含むアカデミック・ライティングでは、「I think」などの表現は使うことができません。しかし、インターン後のレポートでは主語として「I」を使ったり、「I think」という表現を使うことが可能です。
以下で、簡単に両者の違いを説明しています。


私は「Gibbs' Reflective Cycle」というライティング手法を用いてエッセイを書きました。ここでは、「Gibbs' Reflective Cycle」を用いた書き方を説明しています。
インターン後のエッセイでは、インターン中に直面した複数の出来事について、上記のライティング手法を用いながら書きます。
ポートフォリオ

2つめの課題は、12個の出来事を記録するポートフォリオでした。
ポートフォリオと聞いても想像がつきにくいですが、私は1,000ワード前後のエッセイを12個書きました。
ポートフォリオに関して、大学からのガイドラインは、以下の2つだけでした。
- ① 12個のログ(記録)を時系列で書くこと
- ② 3段落以上書くこと
筆者の体験談
このポートフォリオでは、文献を使って分析することは必須ではありませんでした。 文献を使った方が高得点になるという指導を受けたので、私はそれぞれ1~5個の文献を用いました。 さらに、私は点数を少しでも上げるためにエッセイ課題でも使った「Gibbs' Reflective Cycle」を使って記述しました。 文字数の上限はなかったので、ポートフォリオ課題は合計で約14,000ワード書きました。
以下では、参考として私が提出したポートフォリオのスクリーンショットを載せています。

タイトルからわかるように、大学のガイドラインに従って、「Reflection 1」から「Reflection 12」にかけて、出来事を時系列に羅列しました。
インターン期間中に経験する出来事はひとによってそれぞれ異なるので、タイトルや内容は学生ごとに全く違うものになります。
ポートフォリオ課題の内容は、エッセイ課題の内容と重なる部分もあります。エッセイ課題の一部をコピペして提出した学生は、self-plagiarism(自己盗用)としてacademic misconduct(学業不正)認定されていたので、複数の課題で記述内容が似ていてもコピペしないようにしてください。
プレゼンテーション

3つめの課題は15分間のプレゼンテーションでした。
プレゼンでは、以下の3つの質問に答える必要がありました。
- ① どこでどのようなインターンを行ったか?
- ② 将来のキャリアに活かしたい3つのインターンでの学びは?
- ③ インターンでの学びをどのように実践し、キャリア目標を達成するために活かすか?
スライドをパワーポイントで作成後、パワーポイントの録画機能を使ってプレゼンテーションを録画し、提出しました。
15分間のプレゼンを録画するのに、丸一日かかってしまいました...
修論よりも、インターン後の課題の方が簡単

私はひとつ目のイギリス大学院で、移民に関する論文を執筆しました。
筆者は、イギリス大学院で修論を書いた経験もあります。
ここでは、修論を執筆した経験もある筆者が1年コースと2年コースの難易度を比較していきます。
イギリス大学院の1年コースと2年コースの違いはこちらをご覧ください。
課題よりもインターン先を探す方が難しい
修士論文とインターン後の課題を比較すると、インターン後の課題の方が簡単でした。
しかし、インターン先を見つけることの難易度が高いので、1年コースも2年コースも同じくらいの難易度、と言えます。
インターン後の課題は、仮説検証をしなくて良い、アカデミックな書き方をしなくて良い、という点で難易度は低いです。
一方で、3つの課題をこなさないといけないので、費やす時間は修論執筆とほぼ変わりませんでした。
私は締切りが1月上旬の課題に10月末から取り組み始めました。
まとめ
今回は、イギリス大学院のインターン後の課題3つについて解説しました。
長期インターン後に提出する課題は以下の3つです。
- ① 6,000ワードのエッセイ
- ② ポートフォリオ(字数制限なしの12個の記録)
- ③ 15分間のプレゼンテーション
修士論文とインターン後の課題を比較すると、インターン後の課題の方が簡単です。
しかし、インターン先を探すことが難しいので、コースの難易度は同じくらいと言えます。
「大学院レベルの研究をする自信がない」、「研究よりも現場で就労経験を積みたい」という方は、この記事で述べたような課題を提出して修士号を取得できるイギリス大学院の2年コースもオススメです。